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建築家は竣工毎に倒れる?

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かつて礒崎新氏もそうだったらしい。
建築家は物凄いエネルギーを建築作品につぎこむ。
どれだけ惜しみなくつぎ込んだかで出来栄えが決る、といっても過言ではない。
そうして竣工後にはバッタン、である。
これは恐らく他の創造的作品を生み出すクリエーターの方々も同じだろう。
でも、これを繰り返していると体がモタナイ。

私も初期の頃は全身全霊を打ち込んだ。
最近は時間が無さ過ぎて、つぎ込む前にエンドマークが出てしまう。
初期につぎ込んだのはやっぱし、我孫子マンションである。
イメージは湖畔に佇む日傘をさした御婦人。
やさしい漣のようなキラメキを当時の未熟な私は必死に表現しようとした。
内部の回廊性も重要なモチーフ、自分の敷地内、それも傾斜地で千変万化の景観の連続を楽しんでもらおうと意図した。

当時の注ぎ込んだエネルギーは大変なものだった。
そして竣工後、私は倒れた・・。体力的にではなく精神が一部に偏りすぎて元に戻らなくなったのである。
勿論、マンションの広告なぞ、絶対に受け付けなかった。
見ることも近ずくことさえ不可能なくらい病んでしまった。

解決してくれたのは、何と、マンガ本。
当時の子供向けコミック「うしおととら」全巻を買ってひたすら読みまくった。読み終わったら不思議と治っていた。
そして全巻捨てた・・勿体無い?

今も不思議、今読もうとしてもどこが面白かったのか分からない。
でも当時は特効薬だった。サントリーのマカ飲料と共に。

昨日アクセス記録を見ていて発見。
「我孫子」で検索してきた人のリンク元をたどったら、
2CH系の掲示板に書いてあった。
「手賀沼沿いを車で走ってるとあのマンションがキラキラ輝いてて一目ぼれなんですが」
あ~うれしい。

コメント一覧

ロマネ白山は憧れです 2008年07月26日(土)12時32分 編集・削除

今、グーグルでロマネ白山を検索していたら、このぺージを発見しました。私は我孫子で生まれ我孫子で育ったものなんですが、ロマネ白山の前を通るたびにいつもうっとり眺めています。ここにすみたすぎて、おうちの前に行ってみました。行ってみると、どうしようもないくらい素敵すぎて、どうにかあそこに住めないものかといつも考えています。素敵な物件は空きがでないものですね。。
深山かおる

管理人 2008年07月26日(土)13時18分 編集・削除

有難うございます。お褒めの言葉、望外の幸せ。
どんなに頑張っても、お金を出した側の施主はさほど建築家を誉めることはありません。
当時、施主に引き渡す時に「千葉県で一番いいマンションを創りました。」
と言いました。誇張とも思いませんでした、本音です。
でもこうして素晴らしいご意見が聞けると本当うれしいものです。

我孫子に住んで25年 2009年12月27日(日)19時02分 編集・削除

ここは、竣工当時から気になっていました。
実際に中に入ってみると、その心地良さは期待を超えます。
こんなにもエネルギーを注ぎ込んだからこその空間だったのですね。

管理人 2010年05月17日(月)11時12分 編集・削除

コメント気付くのが大変遅くなりました。
エネルギー量=建築密度だと思っています。
設計段階から頭の中で建物の中を歩き回りあらゆるポイントをチェックして廻りデザインします。
それが充分に出来ないと良い空間、フォルムは決して出来ません。ちなみにこの建物で私が個人的に最も時間を費やしたのは5階の端の住戸です。

まり 2010年08月01日(日)21時36分 編集・削除

私も我孫子市で生まれ、我孫子市で育ちました。
手賀沼沿いの道を通る度にチラチラ見て気になってます。
「いいな~~あのマンション!あの段々(うまく表現できずすみません)になってるつくりが好き!」って、本当に毎回毎回思います。
大好きな建物です。今までみたマンションの中で一番センスいいです。
いつか住みたいです!

管理人 2010年08月02日(月)14時33分 編集・削除

設計者にとって近所に住まわれている方たちの評価ほど気になるものはありません。
メッセージ有難うございます。
今週は手賀沼の花火大会。屋上からの眺めは最高です。

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